冷熱衝撃(ヒートショック)試験装置
製品概要
高温と低温を短時間で繰り返し、テスト品の耐久性・寿命を評価する試験装置です。
高温と低温を切替える方式には下記があります。
① テスト品移動式
② テスト品静止型ダンパ切替方式
③ 液槽式テスト品移動方式
<特徴>
① テスト品移動式
・負荷を小さくできるため、復帰時間を短くできる。
・槽が2つ必要になるため、装置サイズが大きくなる。
② テスト品静止型ダンパ切替方式
・負荷が大きくなるため、復帰時間が長くなる。
・槽がひとつでよいため、装置サイズが小さくなる。
高温と低温を切替える方式には下記があります。
① テスト品移動式
② テスト品静止型ダンパ切替方式
③ 液槽式テスト品移動方式
<特徴>
① テスト品移動式
・負荷を小さくできるため、復帰時間を短くできる。
・槽が2つ必要になるため、装置サイズが大きくなる。
② テスト品静止型ダンパ切替方式
・負荷が大きくなるため、復帰時間が長くなる。
・槽がひとつでよいため、装置サイズが小さくなる。
③ 液槽式テスト品移動方式
・テスト品を直接、液に浸すため、復帰時間がかなり短くなる。
・テスト品が液に浸されるため、水分に弱いものは不向き。
・大きなテスト品には不向き。
・液の管理が必要。
導入事例
テスト品静止型ダンパ切替方式冷熱衝撃試験装置
テスト品を静止させた状態で、試験槽の上部に配置した高温調和機とその下部に設置した低温調和機を、設定温度に対して各々ダンパを切替え、熱衝撃試験を行うための試験装置です。また、当試験装置は冷凍機・加熱器を効率良く容量制御を行うことにより当社従来品と比較し、電力量28%減(※1)の省エネを実現しました。
※1 : 電力量比較例(ご使用の運転条件により異なる場合がございます。)
運転条件 -20℃ ⇔ 80℃ 1ステップ 1時間
従来品・・・約32kW
対策品・・・約23kW
30日間の連続運転での使用電量に変換
従来品・・・約23,040kW/h
対策品・・・約16.560kW/h
電力差 6,480kW/hとなり、約28%の省エネを実現。
方式 | テスト品静止型ダンパ切替方式 |
---|---|
外形寸法 | 2000 x 3000 x 2700mm (W x D x H) |
有効内寸法 | 1000 x 800 x 1000mm (W x D x H) |
温度範囲(高温槽) | 60 ~ 120℃ |
温度範囲(低温槽) | -40 ~ -10℃ |
温度変動幅 | ±1.0℃ |
温度復帰時間 | -40 ⇔ 120℃ 各30分以内 ※ 発熱負荷 2kW 投入時 ※ 温度勾配は成り行きです。 |
温度準備時間 | 高温 30 → 120℃ 60分以内 |
低温 30 → -40℃ 60分以内 | |
除霜方式 | 槽内温度上昇方式 |
供給冷却水 | 170L/min at 32 ℃ |
圧縮空気 | 50L/min at 0.4~0.5MPa |
定格電源/電気容量 | AC 3Φ 200V / 56kVA |
装置重量 | 約3,000kg |
テスト品移動式冷熱衝撃試験装置
ゾーン切替復帰時間を短縮させることに適した供試品移動式 2ゾーン方式を採用した試験装置です。
また、試験槽内をクリーン度クラス1000に対応させ、半導体など粉塵を嫌う供試品でも試験ができます。
方式 | 供試品移動型 2ゾーン方式 |
---|---|
外形寸法 | 4450 x 2500 x 5400mm (W x D x H) |
温度範囲(高温槽) | 常温 ~ 150℃ |
温度範囲(低温槽) | -50 ~ 0℃ |
温度変動幅 ※1 | ±1.0℃ |
温度上昇時間 ※2 | 25 → 150℃ 20分以内 |
温度下降時間 ※2 | 25 → -50℃ 20分以内 |
さらし時間 ※3 | 10分以上 |
ゾーン切替復帰時間 | 3分以内 |
供試品移動時間 | 高温槽 ⇔ 低温槽 15秒以内 |
除霜方式 | 槽内温度上昇方式 |
供試品 種類/質量 ※4 | プラスチックモールド IC 10kg |
供給冷却水 | 250L /min at 32℃ |
圧縮空気 | 350L /min at 0.7MPa |
定格電源/電気容量 | AC 3Φ 200V / 300KVA |
装置重量 | 約8,000kg |
設置環境 | 0 ~ 35℃ / 20 ~ 85%RH |
※1 : 定常時の温度幅です。
※2 : 常温からの試験スタート準備時間です。
※3 : 設定温度での供試品のさらし時間です。 10分未満の時間設定はできません。
※4 : 温度上昇・下降時間等の仕様は、当供試品で算出しています。